なんだって解決するのは時間だ
ゆっくりと回っていく僕の目が節穴なのは今に始まったことじゃない。
飛び立つための準備にもがいているのだろう。
刺し違えた傷は僕の方が重症だったけど治りが遅いのは君の方かな。
もしかしたら君の傷ははじめから血のりだったのかな。
そんなことを意味もなく考えている。
悔しいのは自分なんだよ。
地団太踏んで向かう明日に。
なりふり構わなくても未来は時間が経てばやってくる。
きっとそんなもん。
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ゆっくりと回っていく僕の目が節穴なのは今に始まったことじゃない。
飛び立つための準備にもがいているのだろう。
刺し違えた傷は僕の方が重症だったけど治りが遅いのは君の方かな。
もしかしたら君の傷ははじめから血のりだったのかな。
そんなことを意味もなく考えている。
悔しいのは自分なんだよ。
地団太踏んで向かう明日に。
なりふり構わなくても未来は時間が経てばやってくる。
きっとそんなもん。
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前髪を切りすぎた。どうにもこうにもやってらんない。
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猫と会話をする夢を見たのは昨夜だと思う。
「君は孤高の人間だ。のびやかに孤独を愛し、しなやかに狗尾草(エノコログサ)にじゃれ、時に鋭い爪を持つ。君は猫族に違いないね」
「猫族?」
「ああ。知ってるかい?この世にある元素の数は決まっているんだ。組み合わせは瞬間ごとに変わっていく。今日の水は明日の君の目かもしれない。僕らの鬚(ひげ)かもしれない。
君の細胞はまだ猫の身体の記憶が疼いているんだね」
「よくわからないよ」
「わからなくても結構。固執は美しいことじゃない。
まあ、つまり君の身体を作る細胞はかつて猫を形作っていたのだよ。」
猫は気取ったように続ける。
「猫の美しさったらないね。誇りをもち、上品に振る舞う。君も猫族であることを誇りに思うべきさ。素晴らしい猫の世界の一員であると同様なんだから」
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ぱちん、と目が覚める。
窓ガラスに映るのはあの人から「ワガママだ」と罵られた冴えないあたしの顔。
「猫族・・・・。」
ワガママと孤高は違うのよ。鋭い爪なんて欲しくもない。
明日、彼に謝ろうと思った。
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これまでに作った短歌。
「半壊丹念」に載せた作品たち。
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七色の金平糖のトゲトゲは僕らのように脆くて強い
「金平糖 創刊号」掲載
新しい靴で走った春の道 また会うためのさよならを言う
「金平糖 vol.1」掲載
真っ白な素足 夢中で焼いていくサンダル履きの夏が始まる
「金平糖 vol.3」掲載
テーマ:オトナ
5年後の私へ「何をしてますか?大人になって幸せですか?」
2005年1月O.A NHKこんな夜にはケータイ短歌
スタッフ選「時間がなくて紹介できなかった短歌」
川沿いの桜 今年は見れそうにない 制服はもう着ないから
音楽にこんなに恋をするほどに狂っていてもそれがあたしだ
代名詞が増えた日記に欠落している私 今日も雨降り
正直に言えば意味すら通じない言葉のほうが百倍好きよ
サンクスの前の信号で叫んで夢か現実を捨てる二人
寂しさを忘れるための練習としてひとりでも街で遊べる
キッチンの戸棚の中に隠れたら諦める人と恋がしたい
電線を張り巡らせた空にまだ昨日の雲がひっかかっている
太陽が青くなっても声変わりみたいにいずれ慣れるのだろう
白菜が買えなくなった 哀れみが欲しくて言ったんじゃない 惨め
この国のルールは通じないのだと先生は言う 光が欲しい
絶対にあたしあなたを傷つける でも恋人になってほしいの
とりあえず生きて笑っている人はキスしなくても幸せなのだ
風にのみ込まれて消える声だからなかったことにしていて欲しい
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